高いドライヤーを買っても、数年で風量が落ちてがっかりした経験はないだろうか。MTGの株主優待で届く商品を使ってはレビューしてきた筆者が2024年1月に受け取ったリファビューテック ドライヤースマートは、2年半経った今も購入時と変わらない風の強さを保っている。しかも一度、内部に水が入って完全に止まった経験からも復活した。実際に使って分かった強みと、正直な注意点をまとめる。
リファビューテック ドライヤースマートの基本情報
スペックと開発の背景
リファビューテック ドライヤースマートは、日本電産(現ニデック)と共同開発した「HPDモーター」を搭載した美容家電メーカーMTGのヘアドライヤーだ。モーター径は約29mm、回転数は約10万回転/分といわれ、従来モデルと比べて本体を約45%軽量化している。
スペックは以下の通り(2026年7月時点でweb上の公開情報を筆者が確認したもの)。
| 本体重量 | 約330g(コード・ノズル含まず) | — |
| 総重量 | 約475g(電源コード含む) | — |
| 消費電力 | 約1150W(HOT・HIGH時) | — |
| モード数 | SCALP/MOISTの2種 | GOOD |
| 定価 | 38,000円(税込) | CHK |
2024年1月から使い始めた経緯
筆者はMTGの株主優待で届く商品をこれまでも受け取って使ってきており、2024年1月に届いたのがこのドライヤーだった。以来、ほぼ毎日、入浴後のヘアケアで使い続けている。今回はその約2年半分の使用感を、良かった点だけでなく水トラブルの経験も含めて率直に書く。
MTGの株主優待品は、SIXPADパワーガンの2年半レビューやReFa FINE BUBBLE Sの2年半レビューでも同様に使い続けてきた。

2年半使って感じた風量とモードの実力
購入当初から変わらない風の強さ
使い始めた当初から風量は「強い」と感じていたが、正直なところ、2年半経った今もその強さが衰えたとは感じていない。ドライヤーは消耗品というイメージが強かったので、この持続力は筆者にとって一番の驚きだった。
他のドライヤーとの体感比較
出張・旅行先の旅館やホテルでは備え付けのドライヤーを使う機会があり、Panasonic製とReFa製の両方を使った経験がある。Panasonic製は弱いと感じることがあるが、ReFa製で弱いと感じたことはない。
| 使用したドライヤー | 風量の体感 |
|---|---|
| リファビューテック ドライヤースマート(本機) | 購入時から現在まで強さが変わらない |
| 旅館備え付けのPanasonic製ドライヤー | 弱く感じることがある |
| 旅館備え付けのReFa製ドライヤー | 弱いと感じたことはない |
旅館のドライヤーは備品としてある程度使い込まれているものが多いはずだが、ReFa製に限っては自宅の本機と同様に弱さを感じたことがない。
SCALPモードとMOISTモードの使い分け
本機にはSCALPモードとMOISTモードの2つのモードがある。ReFa公式の使い方ガイドによると、SCALPモードは温度を約50℃以下に抑えて頭皮への熱ダメージを抑えながら根元を乾かすモード、MOISTモードは約60℃以下で毛先の水分を保ちながらまとまりよく仕上げるモードとされている。
筆者は毎日の使用の中でこの2つのモードを切り替えて使っている。どちらのモードも風量そのものが落ちる感じはなく、温度設定が変わるだけという体感で、乾かす場所に応じて使い分けられるのは便利だ。
- 2年半使っても風量が体感で衰えていない(旅館備え付けのReFa製ドライヤーでも弱いと感じたことがなく、Panasonic製との違いを感じる)
- SCALPモード(頭皮向け・約50℃以下)とMOISTモード(毛先向け・約60℃以下)を切り替えられ、根元と毛先で乾かし方を変えられる
- 本体重量は約330g(コード込みでも約475g)と軽量で、毎日使っても手首への負担が少ない
- 定価38,000円(税込)と、ドライヤーとしては安くない価格帯
- 生活防水仕様ではなく、水回りでの取り扱いには注意が必要(筆者宅では実際に内部に水が入るトラブルを経験している)
- 海外の電圧には対応していない(海外でも使いたい場合はマルチボルト対応の「SMART W」モデルが必要)
まさかの水トラブルと復活までの記録
発生から完全停止まで
2025年10月、息子が原因でドライヤー内部のファン部分に一定量の水が入ってしまったことがあった。正確にどういう経緯で水が入ったのかは筆者もはっきり覚えていない。使おうとしたところ焦げたような匂いがして、そのまま完全に動かなくなった。

「もうこれは寿命か」と正直あきらめかけた。1年半近く毎日使っていた分、急に使えなくなったときの喪失感は大きかった。
発生事象と対処: 息子が原因でドライヤー内部(ファン部分)に一定量の水が入り、使用直後に焦げたような匂いがして完全に動作しなくなった。詳しい侵入経路は未確認。すぐに使用を中止し、屋外での天日干しを含めて1日ほど乾燥させた後に電源を入れたところ、問題なく動作するようになった。
1日放置して電源を入れたときのこと
すぐに買い替えを覚悟したが、ダメ元で乾燥させてから試すことにした。屋外での天日干しの時間も含めて丸1日ほど置いてから電源を入れたところ、あっさり動き出した。焦げたような匂いも消えており、それ以降は特に不具合なく使えている。

この経験から言えること
先に断っておきたいのは、これは筆者個人の結果であって、水濡れした家電に自己判断で通電することを勧める内容ではないという点だ。1150Wの家電が内部で濡れた状態のまま通電すれば、本来はショートや発火のリスクもある。今回はたまたま問題なく復活したが、本来であれば使用を中止した時点でメーカーやReFaのサポート窓口に相談するのが安全な対処法だ。この記事はあくまで「筆者の家ではこうだった」という体験談として読んでほしい。
購入前に知っておきたい注意点
価格は2024年から変わっていない
筆者が2024年1月に購入した際の定価は38,000円(税込)だった。2026年7月時点でもMTG公式通販で同じ38,000円(税込)で販売されており、この2年半で値上げされていない。なお、筆者が購入した無印モデルはAmazonでは現在単体での取り扱いが見当たらず、上位モデル「S+」(2026年7月時点で税込39,600円)に置き換わっているようだ。価格を比較する場合は型番・グレードの違いに注意してほしい。
水濡れへの耐性は過信しない
前述の通り、本機は生活防水仕様のドライヤーではない。筆者の経験では偶発的な水の侵入から復活したが、これは運が良かった結果であり、毎回同じように直る保証はどこにもない。洗面台やお風呂場の近くで使う際は、水はねに十分注意してほしい。
よくある質問
- Qリファビューテック ドライヤースマートはどれくらい長く使える?
- A
メーカーによる耐用年数の公表は確認できていないが、筆者の場合は2024年1月の購入から2026年7月時点まで約2年半、ほぼ毎日使って風量の衰えを感じていない。あくまで1台の使用実績としての参考情報として読んでほしい。
- QSCALPモードとMOISTモードはどう使い分ければいい?
- A
ReFa公式の説明では、SCALPモードは約50℃以下で頭皮への熱ダメージを抑えながら根元を乾かすモード、MOISTモードは約60℃以下で毛先の水分を保ちながら仕上げるモードとされている。筆者も日々の使用でこの2つを切り替えて使っている。
- Qドライヤーに水が入ってしまったらどうすればいい?
- A
まず使用をすぐに中止することが最優先だ。筆者の場合は乾燥後に通電したところ復活したが、これは推奨される対処法ではない。内部が濡れたまま通電するとショートや発火のリスクもあるため、不安な場合はメーカーやReFaのサポート窓口に相談してから判断してほしい。
- Q海外でも使える?
- A
本機(無印のスマートモデル)は海外の電圧には対応していない。海外でも使いたい場合は、マルチボルト対応をうたう「SMART W」モデルを選ぶ必要がある。
- Q定価38,000円は高い?
- A
美容家電の中では安い部類ではないが、筆者の場合2024年1月の購入から2年半、風量の衰えを感じずに毎日使えている。価格に見合うかどうかは、日々のヘアケアにどれだけ時間をかけているか次第だと感じている。
まとめ
リファビューテック ドライヤースマートを2024年1月から2年半使ってきた実感をまとめると、次の3点に集約される。
- 2年半使っても風量の衰えを感じない持続力がある
- SCALPモードとMOISTモードを切り替えることで、頭皮と毛先で乾かし方を変えられる
- 生活防水ではないため水濡れには注意が必要で、筆者の場合は偶発的なトラブルから復活したが過信はできない
高いなりの持続力は感じているが、水回りでの扱いには気をつけたい一台だ。


