SESAMEフェイスの紫LEDは低電圧4.5V警告|対処4ステップ

スマートホーム

玄関のSESAMEフェイスを見上げたら、いつもの白でも青でもなく、紫が点滅していた–スマートホーム歴8年・SESAMEを5・フェイス・Bot 2と運用してきた筆者が、最初に紫を見た夜に焦って調べたことを、2026年5月時点の公式情報と合わせて整理する。

結論から言うと、紫LEDは「低電圧4.5V」の警告で、残量表示が86%でも出る。残機能で開錠してから、搭載されているすべての電池を一斉に交換するのが正解だ。

ムラサキ
ムラサキ

LEDの色って意外とドキュメントにまとまっていない。8年スマートホームをやっていても、紫だけは「あれ、これ何だっけ」となった。

SESAMEフェイス/フェイスProが紫点滅したら何のサイン?

紫LEDの意味は公式ソースで確定している。情報の出どころを最初に押さえる。

紫LED = 低電圧4.5V警告(公式ソース引用)

CANDY HOUSE公式X(@candy_house_jp)が2025年11月17日に投稿した内容で、紫LEDの定義が明確になっている。

> 紫色のランプは低電圧4.5Vを示しております。バッテリー残量が少ないため、顔認証および手のひら静脈認証の機能が停止しております。

出典: SESAMEスマートロック公式X 2025-11-17投稿

新品のCR123A電池は1本あたり約3.0〜3.3V、限界電圧は2.8V前後とされる。SESAMEフェイスはこの4.5Vを警告閾値として設定している。本数を2本/4本/6本と任意に増設できる構成のため、合計電圧ではなく電源回路の動作電圧を基準にしていると考えられる。

「点滅」の見え方とピンクとの誤認

紫LEDは点灯ではなく「点滅」する。屋外の昼間や逆光下ではピンクに見える事例もあり、SNSでも「ピンクが点滅している」「紫だと思ったらピンクだった」という報告が混在している。LEDの実体は1色(紫=低電圧)だが、周囲光の影響で見え方が変わる。

迷ったらアプリで電池残量を確認すれば確実だ。

止まる機能 / 引き続き使える機能

紫点滅時に何が止まり、何が動くかを把握しておくと、冷静に対処できる。

状態顔認証手のひら静脈指紋FeliCa/NFC暗証番号アプリ解錠
紫LED点滅時停止停止使用可使用可使用可使用可

顔認証と手のひら静脈は消費電力が大きいため、電圧が落ちると真っ先に止められる設計。一方、指紋・FeliCa・暗証番号・Bluetooth経由のアプリ解錠は紫点滅中でも機能する。

紫LEDが出ても、慌てて鍵屋を呼ぶ必要はない。指紋・暗証番号・アプリのいずれかで解錠して、家の中で落ち着いて電池交換に進む。

バッテリー残量%は信用できない(電圧ベース仕様)

ここがSESAMEフェイスの罠。アプリの残量表示が高くても、紫LEDが出ることがある。

公式の見解(電圧ベース)

セサミアプリの電池残量表示は、電圧を基準に算出している。リチウム電池(CR123A)の電圧は使い始めから中盤まで緩やかに低下するが、終盤で急降下する特性があり、グラフ上では「ある日突然下がる」ように見える。これは電池の物理特性であって、アプリの不具合ではない。

86%表示でも紫点滅する事例

実際のユーザー報告では、アプリ上の残量が80%台でも紫LEDが点滅したケースがある。動作直後の一時的な電圧降下や、寒冷下での電圧低下が原因だ。冬場の早朝、屋外設置で気温が下がった瞬間に紫LEDが出やすい。

つまり「アプリの残量グラフは目安にしかならない」というのが結論。紫LEDは残量%よりも信頼できる物理的な警告サインと考えればいい。

筆者は電池切れで締め出された夜の記録で「残量低下を知っていたのに交換しなかった」失敗を書いた。残量表示を信じすぎると、紫LEDの段階で動けない。

電池本数別の寿命と実環境での半減条件

公式は電池本数ごとに想定寿命を出している。ただし実環境ではこの数字が半分以下になることもある。

公式 2本=1年 / 4本=2年 / 6本=3年

CANDY HOUSE公式が示す電池寿命の目安は以下の通り。

搭載本数想定寿命用途の目安
2本約1年最小構成・人通りが少ない単身世帯
4本約2年標準・夫婦+子1人程度の戸建て/マンション
6本約3年フル装備・人通りが多い世帯

公式X 2025年11月17日の投稿でも、「人通りが一日10回を超える場合、節電のためレーダーの探知距離を短めに設定すれば確実に2年3年利用できる」と案内している(出典は前掲の公式X投稿)。

探知距離・人通りで半減(実例: 6ヶ月)

SNSでは「2本運用で約6ヶ月しかもたなかった」という報告も見られる。条件を見ると、レーダー探知距離が長め(玄関前を通行人が頻繁に横切る)・1日20回以上の出入り・冬場の屋外設置、といった要因が重なる。

電池消費を抑えたい場合の調整ポイントは2つ。

  • レーダー探知距離を短く

    セサミアプリで30〜270cmの範囲で調整可能。人通りが多い玄関では「30〜90cm」程度まで絞ると、不要な起動を減らせる。

  • 顔認証・手のひら静脈を必要分のみ登録

    登録枚数が増えるほど認証時の処理負荷が上がる。家族分だけに絞り、来客用は暗証番号で運用する。

電池の種類(純正 / パナ / 中華)

電池選びでも寿命は変わる。

CANDY HOUSE公式が販売している1800mAhのCR123Aは大容量タイプで、通常の1500mAh前後の市販品より長持ちする。パナソニック・FDK製の国内大手CR123Aも品質は安定している。一方、Amazon等で安価に出回る無名ブランドのCR123Aは、容量表示が実態と合わないケースや、初期電圧が低いケースが報告されており、推奨できない。

スマートロックは「鍵が開かなくなる」リスクが直接生活に響くため、電池はケチらないほうがいい。

紫LED後の正解手順4ステップ

紫LEDが出たら、慌てず次の順序で対処する。

  • ステップ1|残機能で開錠

    指紋・FeliCa・暗証番号・アプリ解錠のいずれかで家に入る。顔認証・手のひら静脈は復旧まで使えない前提で動く。

  • ステップ2|同メーカー新品を一斉交換

    搭載本数すべて(2本構成なら2本、4本構成なら4本)を同時に新品に交換する。新旧混在は絶対に避ける(理由は後述)。

  • ステップ3|レンズ・センサー清掃

    顔認証カメラ・手のひら静脈センサーの汚れを乾いた柔らかい布で拭き取る。電池交換と同じタイミングで実施するのが効率的。

  • ステップ4|探知距離調整

    セサミアプリでレーダー探知距離を環境に合わせて再設定する。「電池の減りが早い」と感じていたなら、ここで30〜90cm程度まで短くする。

ムラサキ
ムラサキ

ステップ2の「一斉交換」が一番大事。混在運用は寿命を縮めるどころか、新品電池のほうも巻き込んで弱らせる。

やってはいけないこと&消えない時のチェック

紫LED関連で多い失敗を、物理原理とトラブル対処の両面から整理する。

新旧混在・充電式・粗悪品はNG(物理原理)

電池運用で避けるべきパターンは3つある。

新旧電池の混在:電源回路では、最も電圧の低い電池が回路全体の電流を律速する。新品電池の電圧が高くても、古い電池に引きずられて出力が落ちる。さらに新品側が古い電池を逆充電する形になり、液漏れリスクが上がる。

充電式CR123A:標準的なCR123Aは3.0Vだが、充電式リチウムイオン(RCR123A)は3.7Vが多い。SESAMEフェイスは3.0V系を前提に設計されており、3.7V電池を使うと過電圧で内部回路を傷める可能性がある。CANDY HOUSE公式も1000mAh高容量16340 充電式リチウム電池を専用品として別途販売しており、汎用の充電式CR123Aは推奨されていない。

中華製粗悪品:容量表示と実態が合わない、初期電圧が低い、内部抵抗が高い、といった個体差が大きい。スマートロックの電池切れは生活インフラの停止を意味する。安価な無名ブランドではなく、CANDY HOUSE公式・パナソニック・FDK等の信頼できるメーカーを選ぶ。

隠しリセットボタンの使い方

電池を新品に交換しても紫LEDが消えない場合、本体のリセット操作を試す。SESAMEフェイス/フェイスProは電池ケース内側にリセットボタンが配置されており、長押しで再起動できる。手順の詳細は機種により異なるため、CANDY HOUSE公式のヘルプセンターを参照する。

リセット後もアプリとの再ペアリングは原則不要だが、Wi-Fi連携を含む構成(Hub 3経由など)では一部設定の確認が必要になる場合がある。

公式サポート連絡基準

以下のいずれかに該当する場合は、公式サポートに連絡する判断基準にしている。

  • 新品電池に交換しても紫LEDが10分以上消えない
  • リセットしても起動しない
  • 電池ケース内に液漏れ・腐食の痕跡がある
  • 電池を入れた瞬間に異常な発熱がある

液漏れ・発熱は安全に関わるので、自己解決を急がず公式サポートに状況写真付きで問い合わせるほうが結果的に早い。

筆者の失敗・トラブル体験は別記事のスマートホーム鉄板トラブル対処8選にまとめている。

よくある質問

Q
紫LEDと赤LEDは何が違いますか?
A

紫LEDは低電圧4.5Vの「警告」で、まだ機能の一部は使える状態。赤LEDは認証エラーや解錠失敗時に点灯することが多く、電池状態とは別の意味を持つ。LED色の意味はSESAMEのモデル世代によって細部が異なるため、迷ったらセサミアプリのステータス表示で確認するのが確実。

Q
紫LEDが出てから何日で完全に動かなくなりますか?
A

電池の劣化スピードと使用頻度に依存するため一概には言えないが、早ければ24時間以内に解錠不能になるケースもある。紫LEDは「猶予期間」と捉え、当日〜翌日には電池交換を済ませるのが安全。

Q
充電式CR123Aは本当に使えませんか?
A

汎用の3.7V充電式CR123A(RCR123A)は推奨されない。SESAMEフェイスは3.0V系電池を前提に設計されており、過電圧で内部回路を傷めるリスクがある。CANDY HOUSEが専用設計した1000mAh高容量16340 充電式リチウム電池は別売りで存在するため、充電式運用したい場合は公式品を選ぶ。

Q
余った電池は何に使えますか?
A

紫LED点灯時に取り外したCR123Aは、SESAMEフェイス本体では使えなくなったとしても、SESAMEタッチ・SESAMEタッチProなど消費電力の低いSESAME系デバイスに転用できる場合がある。電圧計で2.8V以上残っていれば、低消費電力機器で寿命を使い切れる。電圧計がない場合は無理に使い回さず、自治体の電池回収ルールに従って処分する。

Q
締め出されてしまったらどうすればいいですか?
A

紫LEDより手前で気付ければ防げるが、もし完全に解錠不能になった場合は、家族のスマホからの遠隔解錠・物理鍵・インターホンでの呼び出し等で対処する。詳しくは別記事の電池切れで締め出された夜の対処と5つのバックアッププランを参照。

まとめ

SESAMEフェイス/フェイスProの紫LED点滅は「低電圧4.5V」の警告で、CANDY HOUSE公式が2025年11月17日のXで明言している事実だ。

押さえるポイントは4つ。

  1. 紫LEDは残量%より信頼できる警告サイン。残量86%表示でも出る
  2. 公式寿命は2本=1年/4本=2年/6本=3年だが、人通りが多いと半減する
  3. 紫点滅後は「残機能で開錠→全本一斉交換→センサー清掃→探知距離調整」の順
  4. 新旧混在・充電式CR123A(汎用品)・無名ブランドは避ける

紫LEDは故障ではなく、電池が「もう交換時期です」と教えてくれているサイン。慌てて鍵屋を呼ぶ前に、この記事の手順で落ち着いて対処してほしい。

ムラサキ
ムラサキ

SESAMEは8年使ってきた中で本当に出来がよいスマートロック。紫LEDの仕様さえ知っておけば、ストレスなく長く使える。

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